福島県南相馬市・宮城県気仙沼市・岩手県陸前高田市に行ってきました。
南相馬市で昨年に続き勇壮なお祭り相馬野馬追を観てきました。
相馬野馬追(そうまのまおい)は、今から千年以上前、相馬氏の祖である平将門が下総国(千葉県流山市)に野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練をしたのが起こりと伝えられ、七月末の土曜日から月曜日までの三日間甲冑に身を固めた4百騎の騎馬武者が腰に太刀、背に旗指物をつけて疾走する豪華絢爛で勇壮な戦国絵巻を繰り広げる東北六大祭りの一つ(神事に関しては国の重要無形民族文化財に指定)です。
前日夜に仙台空港経由で仙台市に泊まり、当日バスで2時間かけて行きました。2回目ということもあり、心に余裕がありましたが、今年は梅雨が明けておらず傘持参(昨年は猛暑)の旅でした。
相馬市の相馬中村神社では、総大将の相馬陽胤(きよたね・33代当主和胤氏の次男)さんが「東日本大震災と原発事故からの一日も早い復興を願い、威風堂々行進を」と訓示され、ほら貝の音とともに、騎馬武者の行列が会場の雲雀ケ原祭場地(南相馬市原町区)に向かいました。
私は、鹿島区のJAの大広場での総大将のお迎えと騎馬武者行列を見学しました。凜々しい大将は、白馬に跨がり、多くの観衆にお声かけなさっていました。
相馬野馬追の大まかな流れは、出陣式→総大将お迎え→騎馬武者行列→甲冑競馬→神旗争奪戦→野馬懸です。勇壮で歴史あるお祭りは何度観ても感動します。
東京電力福島第1原発事故後、3度目の開催です。今も住民の避難が続く南相馬市小高区や浪江、双葉、大熊の3町では自宅からの出陣ができないなど、事故の影響は残りますが、行事は昨年に続き、ほぼ通常通りとなったようです。
総大将の凜々しいお姿が見られてとてもよかったです。また5枚目の写真の親子の笑顔がとても印象的でした。(気仙沼市、陸前高田市は次回へ)