50年ぶりに両校による優勝決定戦が行われました。
 今回も優勝がかかった早慶戦が10月30日から行われる予定でした。その日は台風が九州南部を通過する中、10月30日の一便で次男・卓矢と一緒に東京へ向かいました。無事につきましたが、東京は雨、夕方から夜にかけて台風が通過するとのことで、初戦は中止になりました。

 その日は学生時代の友人家族3人と吉田家3人と渋谷でお昼を一緒に食べ、夕方まで旧交を温めました。友人夫妻は大の麻雀好きで、学生時代は、麻雀は「人生の縮図」であるとか言いながら、、日吉や彼のマンションで翌朝までロン、チィ、ポンなどとよく楽しんだものでした。そんな彼は現在一部上場会社の執行役員です。その時の麻雀『仲間』は一部上場会社の副社長を筆頭に取締役や部長などになっており、みんなお父さんになって、世の中でも頑張っていました。私の中で言葉として使っていた『仲間』と言えば『麻雀仲間』です。『仲間』・・・素朴だけど、いい言葉、いい響きですね。最近めっきりしなくなりましたが、年数回でしょうか、卓を囲むのは楽しいですね。

宿泊先の東京ドームホテル
隣接する東京ドーム

 さて、翌日は台風も去り31日に初戦が行われ、早稲田が勝つと優勝で胴上げが見られるところでしたが、斎藤君(ドラフト会議で日本ハムに選択権)は北海道のことが頭にあったのでしょうか、いきなり初回にホームランを打たれ、結局2-0で慶応が勝ちました。ドラフト直後であったため大勢の報道陣や観客が詰めかけて賑やかな一戦でした。

神宮球場正面
初戦の試合開始の挨拶
早稲田先発は斎藤祐樹投手

 早稲田側の外野スタンドには、白の帽子をかぶった早稲田佐賀中学高校のみなさんが陣取って応援していました。白の帽子よく目立っていましたね。早稲田佐賀高校には長男の百道中・修猷館高校の先輩で400mハードルの第一人者だった津留加奈さん(早稲田OG)が体育の教師として勤めておられます。ちらっと挨拶しましたが引率で大変そうでした。先生頑張って下さいね。

白い帽子を被って応援する早稲田佐賀中高生

 翌日の2戦目も勝ち、なんと50年ぶりの優勝決定戦となりました。この日はさすがに応援には行けず、テレビ観戦でした。長男から電話があり、ビデオに撮っておいてくれとのことでした。そんなことは言ったことがないのに、歴史的なことなのでしょう。

 斎藤君のノーヒットノーランの可能性が高いと思っていましたら、8回に2つのエラー、それも本職でない選手だったのが惜しまれますね。慶応のブログ王子の松本君の1本のヒットを皮切りに、5連続ヒットで一挙5点胸のすくような攻撃でした。最後は大石君(福岡大付属大濠)にきっちり押さえられ、万事休す、早稲田の優勝で幕を閉じました。斎藤君のナイスピッチィングと慶応の8回の5連打、特に3年伊藤君のあわやホームランという当たりは圧巻でしたね。最後は大石君が胴上げ投手となりましたが、キャッチャーは早実の白川君が最後の一人だけマスクを被りました。應武監督の粋な計らいがよかったですね。應武監督は北九州であったオール早慶戦でも、地元筑紫丘高校や鶴丸高校出身の選手を起用していましたので、應武監督に「あっぱれ」を送りたいです。

 斎藤祐樹君の最後の一言もよかったですね。最高の『仲間』と最高のライバルに勝って優勝、おめでとう早稲田ナイン。

 さて、長男:吉田將剛もいよいよ新4年生、最近「上下戦」で、下級生相手ではあったけど3安打したとのこと、野球を楽しんでほしいと思います。そして春はベンチ入り目指して頑張っていほしいです。

いつかコールされる日がくることを祈念して