全国競売ネットワーク第13回定期総会が松山全日空ホテルで開催されました。

 本ネットワークは、全国的な評価の在り方について、各地のノウハウを集積して、研究討議し、執行裁判所と緊密な連携をとり、意見交換を行いながら、その成果を反映させた競売評価を行い、これを裁判所からインターネット等を通じて利用者に広く提供し、不動産競売事件の迅速かつ円滑な処理に寄与することを目的としています。
 総会は、最高裁判所、法務省、国土交通省、全国サービサー協会、日本執行官連盟などからの来賓をお招きして盛大に行われました。

基調講演

 「競売」とは借入金の返済ができない債務者が、その担保として提供していた土地や建物などの不動産を、債権者が裁判所に申し立て、その結果裁判所が売却する手続きを行い、その不動産(競売物件)を最低売却価格以上の最高値で落札するシステムのことをと言います。この評価を私たち不動産鑑定士が行っています。

市内路面電車

 松山市を訪れるのは生まれて初めてで、会議前、午前中に松山城を散策しました。
松山城は、松山市の中心部である標高132mの城山(勝山)山頂に本丸があり、裾野に二之丸(二之丸史跡庭園)、三之丸(堀之内)がある、広大な平山城です。
 日本で最後の完全な城郭建築で、大天守、小天守、隅櫓を互いに結び、武備に徹した天守建造物群は、日本三大連立式平山城のひとつで素晴らしいお城でした。市内では松山城より高い建物は建てていけないそうです。

城内 恋人の聖地 右上に天守閣が見えています
天守閣を背景に記念撮影
天守閣
市民の憩いの場になっています
市内都市部一望
大分方面を望む
天守閣の様子

 参加メンバーが多く活気もある総会は4時間に及び、最後の「『坂の上の雲』と松山」というタイトルの基調講演で閉幕しました。懇親会の料理も美味しくまた来たくなるような街でした。

(第一鑑定リサーチ 不動産鑑定士 吉田稔)